事業内容
福祉事業
こどもとおとなや障がいと健常など、現代社会にはグラデーションが無く、くっきりと色分けされているように感じます。人口が増え多様化が進む中、制度や施設が細分化されることにより、関係性が希薄化する逆効果を生み出したのではないかと考えています。また、社会問題から新たな産業が生まれますが、煽られすぎることで似たようなものが乱立してしまい、利用者の選択肢が増えすぎて混乱を招いているようにも見受けられます。それに伴い、多くのライセンスや資格が生み出され、配置が義務化され、施設側には担い手不足や各種の問題が多発しています。 そこで私たちが提案・実践したいことは、大胆に時代に逆行して垣根を取り払うことです。「新しい福祉」ではなく、「元々ある福祉」に戻ることを提案します。大地には、そもそも柵や境界線などはなかったのです。 お寺は本来、教育・福祉・文化の拠点であり、役所機能を備えておりました。半世紀ほど前までは、村人が悩みを相談しにいく場でもあり、学びの場でもありました。 日常の悩みを抱えた人が気軽に訪れられる、喜びと安らぎの宝箱のような「ネオ寺」という場が必要ではないでしょうか。違いを受け入れるためには、どんな人も同じ場所で過ごし、その違いを肌で感じることが大切です。私たちTERRAは、そういった福祉施設を目指しています。
収益事業
少子化が加速し、社会保障費は今以上に圧迫され厳しい時代の到来です。福祉事業のコストカットが難しい最たる理由は70%にも及ぶ福祉施設の人件費率です。中でも子どもに関わる施設は、人材をAIに移行することはなかなか至難の業でしょう。今後縮小していくかもしれない福祉予算の将来を見据え、国や自治体などの補助金・助成金を前提にした運営から自助努力し自ら創り上げる力を今から備える。我々はその目的のために収益事業を立ち上げました。 TERRAに併設の「Rocket Cafe(ロケットカフェ)」では、子ども達が育て収穫した無農薬野菜などを使用し、お食事やオリジナルスイーツの提供、そして販売を行っております。また、厳選した農家さんから直送してもらうお野菜、地方のおすすめ特産物を取り寄せる、など、日本を盛り上げる活動も行っております。これらの売り上げを学童及び放課後等デイサービスの運営に、また、地域のこどもたちや皆様にイベントを開催したり、社会貢献事業を行っております。大きな目標として「学童費用を無償化し、誰もが通えるよう収益を持続化する」を目指しています。
その実現には福祉事業所によくある見落とされがちで軽んじられがちな従事者へのケア&サポートが必要で、何よりもまず「スタッフを大切にする」が最も重要と考えます。職員に対して働きやすい環境づくりや所得向上面も含め、これらを一番に備えなければ社会貢献・還元は成し得ません。常に笑顔で人に優しく接することができるよう、立青福祉会は努力します。
他、対象は人間のみならず。頑張っておられる団体を年度末に選定し、当施設に設置する自動販売機の収益の5%を勝手に寄付させていただいております。(ターゲット:保護犬・保護猫など活動や施設)
これまでの寄付先はこちら
様々な年齢層のお客様がご利用になられています。ご近所の方とご気軽にお越し頂き、お食事とスイーツで有意義な時間をお楽しみください。
本当の循環、サスティナブル、インクルーシブの実現はささやかでそしてシンプル。決して「新しいこと」ではなく「回帰」です。
地域交流事業
TERRAでは、各種イベントの企画・開催を通じて、地域の人間関係の希薄化や孤立化を防ぐ努力をしています。老若男女を問わず、人間だけでなくすべての生命のDiverCity & Inclusionを築いていきます。
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アマテラス、てらっさんなど定期的な地域交流イベントを開催しております。フリーマーケットやゲーム、軽食や子どもたちの催しものなど、子どもから大人まで楽しめる企画を開催しております。