理念・基本方針
遊びは学びこどもの未来は大人のチカラ
理念
お寺は本来、教育・福祉・文化の拠点であり、役所機能を備えておりました。半世紀ほど前までは、村人が悩みを相談しにいく場でもあり、学びの場でもありました。 日常の悩みを抱えた人が気軽に訪れられる、喜びと安らぎの宝箱のような「ネオ寺」という場が必要ではないでしょうか。違いを受け入れるためには、どんな人も同じ場所で過ごし、その違いを肌で感じることが大切です。
「新しい福祉」ではなく、「元々ある福祉」に戻ることを提案します。大地には、そもそも柵や境界線などはなかったのです。私たちTERRAは、そういった福祉施設を目指しています。
名前の由来
私たちは、以下の3つの意味に由来する「テラ」を、様々な方との関わり、共創の場として「TERRA」と名付けました。
基本方針
現代の生き抜く力を養う場として、
下記の実現を目指します。
学びと達成感
• 遊びの中で楽しく学び、習得する満足感を得る。
自発性と自尊心、就労の喜びと実感
• 目的を果たすことで対価を発生させ、自らの努力で副産物を手に入れる。
肯定感と存在意義、慈善と奉仕
• 人の役に立つ喜びを覚え、必要とされる嬉しさを実感する。
多様性と個性の理解、共存と互助
• 間違った優劣感や競争心を正し、一緒に過ごすことで他者を理解する。
安心感と自信、活力と生き抜く力
• 味わうことで居場所を得、更なる成長につなげる。
TERRAの活動の目的
体験・学び・理解・自立を促す質の高い教育で、
4つの力を養います
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世界と戦う力
経済感覚を身につける
•模擬就労体験のもと、流通、マネーフローを学ぶ。
•価格を定め、販売する、そのやりとりを太古は石そして紙幣や仮想通貨等、「ツール」を用いる意味を知る -
他者を認める力
多様性を受け入れる
•固定観念、既存概念に囚われず、操られることなく、個として存在する全ては同一のものはなく、それぞれ違いがあることを知り、他のものへの理解、寛容さそれらは己の解放であることを知る
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自分を認める力
自分の特性を見出す
さまざまな人と同じ空間でさまざまな体験にトライすることで、優越感や劣等感を味わい、向き不向きがあることを知り、できないことがあっても決して恥ずかしいことではなく、自身の得意「才能」を知ることにつなげる。
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他者と協力する力
補い合うことの利点を知る
他のものと自分の違いを知ることで、得意を得意に任せたり、委ねることの効率性を学ぶ。また、役割分担を学び、「役に立たない人などいない」ことに気づき、諸々の「働き」は社会貢献へとつながっていることを知る。